ミキサー車とはどのような車かご存じでしょうか。
名前は知っていても構造まで詳しく把握している方は少ないと思います。
この記事では、ミキサー車の役割や構造について分かりやすく解説いたします。
▼ミキサー車とは
ミキサー車とは、荷台部分にミキシング・ドラムを備えた貨物自動車のことです。
正式名称は「アジテータ
トラック」ですが、一般的には「生コン車」などと呼ばれています。
(※生コン=生コンクリートのこと。)
■ドラムが回転している理由
生コンクリートの主な材料は、セメント・骨材(砂利・砂・砕石・砕砂など)・水・混和材料などです。
これらの材料を回転させずにそのまま運搬すると、比重の重い材料は下に沈み、水分は分離してしまいます。
(※水分の分離が起こった場合は製品状態としては完全にアウト。)
ミキサー車は、大きなドラムを回しながら走行するのですが、この回転には生コンクリートの材料の分離を防ぐ効果があるのです。
■構造
ミキサー車の各部名称と役割について見ていきましょう。
・ホッパ…搬送物の投入口
・ドラム…円筒状の容器
・フローガイド…搬送物の通り道
・シュート…搬送物を流し込むための樋(とい)
・水タンク…ホッパ・ドラム・シュートを洗浄するための水を入れたタンク
・汚水受け…洗浄による汚水を溜める容器
▼まとめ
工場で作られた生コンクリートは、そのままだと分離して数時間で固まってしまうので、スピーディーに現場に届けなくてはなりません。
ミキサー車は、生コンクリートの品質を保ったまま、指定された現場まで運搬するための重要な役わりを担っているのです。
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